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けたろうさんのことがそれとなくわかるところ
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近年の僕に最も影響を与えた作品は、それは間違いなく「OVERMAN キングゲイナー」である。

WOWOWという特殊な放送環境だったこともあり、放映当時は存在自体を知らなかったので、僕が出会うのは放映から3年後の2005年のことになる。
ちょうど社会人なりたてで、まだ実家住まいでお金に余裕があったこともあって財布の紐が異様にゆるかった当時の僕は「よーし買っちゃうぞー」とDVDを一気にそろえることにした。
僕が映画にしろアニメにしろ、映像作品のLDやらVHSやらDVDという類のものを購入したのはたぶんこれが初めてだと思う。

正直なところ、大ハマリしたわけではない。
とても魅力的な作品であったとは思う。
でも、「カッコイイロボット」ではないし、「理想のヒーロー」はそこにいなかったし、「愛しのヒロイン」もいるわけでは、僕にとってはなかった。
僕が強烈にひきつけられたのは、製作者たちからするととてつもなく不本意かもしれないけれど、「こんなもん、どうやったら作れるんだろう」という疑問だったのだ。
生活することと、そこから得たあらゆる印象を作品という形に落とし込んでいく作業について、こんな模範的なものはない、と当時の僕は思ったのである。
時期が良かったから、というのが大きいと思う。
ちょうど、そういう時期だったのだろう。

「気づき」をたくわえて練り上げられた気分=センス
作者である以前の一つの人間としての立ち方=スタンス
すべてを一手に引き受けて注ぎ込む指先=スキル

「心技体」と日本で呼ばれる、「3つのS」が肝要なのだと、なんだか思ったのである。
「教えてくれた」はたぶん言い過ぎで、「僕が学習するきっかけになった」パワーある作品だった、ということになるんだろう。
富野御大には頭が下がる。

2日続けて、とても自分用メモ。
でも、何か思うところのきっかけにでもなればうれしい。
以上、コミックス版の最終巻を読んだので。

オーバーマン キングゲイナー 7 (MFコミックス)


○GCS手記
51.8KB。51p。
第3編が長引き過ぎ。1、2編が15Pちょいなのに対して、8割弱と思われる時点で16P。
前半の短編的な書き方とズレがあって道を間違えた感あり。
まあいい、進めよう。

from Office

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