けたろうさんのことがそれとなくわかるところ
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人が何かをするためには「心技体」が必要だ。
心は技体を通して出力される。
技は心体を形にする。
体は心技を生む礎となる。
その仕組みに例外はない。
……というのが僕にとって最も基礎的な観念。
「実現」にあたって欠かせないものの話をする。
成功例より失敗例のが説明しやすいのでそっちで。
出力する「心」が間違っているか、形にした「技」が拙いか、礎となる「体」が頼りないか。
失敗してしまう時というのは、いずれかの条件に触れている時だ。
体調が悪かったり鍛え方が足りなかったりするとロクなものができないし、
技術が足りないと不細工だったり型崩れしたりする粗悪品ができあがるし、
心根が腐っていたり独りよがりだったりすると誰にも響かなかったりする。
「創作」という単語を使わなくなって久しい。
10年くらい前の僕はそういう類の言葉をそれなりの頻度で使っていたと記憶している。
言わなくなったのは、たぶんそれを口にすることに意味がなくなったからだと思う。
どれがどれくらい自分に備わっているのか、足りていなければどうやって補うか、出っ張っているところをいかに使いこなすか……そんなことばかりを考えているのが、「プロ」という奴だと思っている。
僕はビデオゲーム開発のプロということになるが、そういう思考をビデオゲーム開発に対して向けるのが僕らの日常だ。
別に特定の業種だの学生だの主婦だのに限ったことではない。
そうした思考は必要な条件でしかなく、それをやっているからといって優れたプロというわけではないが、すべての営みはそういうもんだと思う。
僕の場合、いずれもそれなり以上で、まだまだだ。
偏差値60ちょいとかじゃないかと自己評価。
でもねえ、これは個人力の話なんである。
心は技体を通して出力される。
技は心体を形にする。
体は心技を生む礎となる。
その仕組みに例外はない。
……というのが僕にとって最も基礎的な観念。
「実現」にあたって欠かせないものの話をする。
成功例より失敗例のが説明しやすいのでそっちで。
出力する「心」が間違っているか、形にした「技」が拙いか、礎となる「体」が頼りないか。
失敗してしまう時というのは、いずれかの条件に触れている時だ。
体調が悪かったり鍛え方が足りなかったりするとロクなものができないし、
技術が足りないと不細工だったり型崩れしたりする粗悪品ができあがるし、
心根が腐っていたり独りよがりだったりすると誰にも響かなかったりする。
「創作」という単語を使わなくなって久しい。
10年くらい前の僕はそういう類の言葉をそれなりの頻度で使っていたと記憶している。
言わなくなったのは、たぶんそれを口にすることに意味がなくなったからだと思う。
どれがどれくらい自分に備わっているのか、足りていなければどうやって補うか、出っ張っているところをいかに使いこなすか……そんなことばかりを考えているのが、「プロ」という奴だと思っている。
僕はビデオゲーム開発のプロということになるが、そういう思考をビデオゲーム開発に対して向けるのが僕らの日常だ。
別に特定の業種だの学生だの主婦だのに限ったことではない。
そうした思考は必要な条件でしかなく、それをやっているからといって優れたプロというわけではないが、すべての営みはそういうもんだと思う。
僕の場合、いずれもそれなり以上で、まだまだだ。
偏差値60ちょいとかじゃないかと自己評価。
でもねえ、これは個人力の話なんである。
「思ったようなものを作る」ためにはどうしたらいいか。
そればかり考えて、実力を備えていっても、実力を発揮できない状況というのは歴然とある。
状況を作り出す能力の有無、強弱が、成功と失敗とを分けるのをだいぶ体感した。
僕がゲーム業界に居座るのは、「どうにかしたいこと」がたくさんあるからだ。
何かを創りたいだけだったら、さっさと辞めてる気がする。
人が多すぎて、環境が特殊過ぎて、ワガママの通らないことが多い仕事だから。
個人力でどうにかしないといけないことが多いのに、個人力を発揮できるまでの道のりが遠い。
その要因は本当にたくさんあるけど、それをどうにかしないと、納得のいくものは作り上げられない。
そのためにどうするかが、いつまでも課題なのだ。
そればかり考えて、実力を備えていっても、実力を発揮できない状況というのは歴然とある。
状況を作り出す能力の有無、強弱が、成功と失敗とを分けるのをだいぶ体感した。
僕がゲーム業界に居座るのは、「どうにかしたいこと」がたくさんあるからだ。
何かを創りたいだけだったら、さっさと辞めてる気がする。
人が多すぎて、環境が特殊過ぎて、ワガママの通らないことが多い仕事だから。
個人力でどうにかしないといけないことが多いのに、個人力を発揮できるまでの道のりが遠い。
その要因は本当にたくさんあるけど、それをどうにかしないと、納得のいくものは作り上げられない。
そのためにどうするかが、いつまでも課題なのだ。
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