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けたろうさんのことがそれとなくわかるところ
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cubesatoくんの結婚式、箇条書き。

・福岡初降臨。九州は修学旅行以来の10年ぶり。その前は25年前の記憶にさっぱりない家族旅行。お高い牛肉をおいしそうにぱくぱく食べる、かわいい2歳児だったそうな。というわけで3度目。
・飛行機から見下ろしても、空港に着いても、地下鉄に乗っても、ほとんど九州に来たんだなー! というような感慨はなかったのだが、エスカレーターが稼動しているのを見て、ここは西なのだと確信した。
・慣れた東京と比較して、広い。車道なら4車線や3車線が珍しくなく、店内のレイアウトに余裕があり、「ちょっとした広場」がこちらの「ガチの広場」と同等。水平方向だけ拡大した感じ。
・マスクなしで過ごしたが花粉症の症状見られず。現代病というより都市病というより、東京病なのか。
・ラーメン合計4杯。アルコール量そこそこ。
・嫁さんと奴の体格差がなかなか。15センチのヒールで頭一つ分違うということは、35センチくらい違うのかな。
・嫁さん美人さんやんけ。憤怒で祝福。
・結婚した当人たちより、親御さんにばかり感情移入してしまう27歳。「今スピーチしている彼を、あんたたちはしっかり育ててきた! よくやった!」とかとか。
・卑屈さが加速度的。幸福の気にあてられたか。
・初対面の数人がかりで「ケタロリウム」を僕の目の前で検索するなんて、素晴らしい拷問だなと思ったよ!
・彼の友人たちとは楽しく話せた。でも、よく考えてみると僕とばしこうがあの集まりの中でも年下の方だったのは間違いない。

他にも色々思ったけど、一番強い感情はもうコレにつきる。
おめでとう。そして、またいい仕事しよう。



 肉体も精神も、単発的なつながりならけっこう簡単に成立する。
サッカーでもやろうぜなんつって何人か集まったら楽しく汗を流せるもんだし、飲み屋で隣の席にいたおっさんと話し込むのも悪くないし、一夜限りのセックスなんてのも勢いさえつけばできてしまうだろう。
しかしてそれは接触頻度が低ければ少々の摩擦も我慢できるからで、集まった連中でサッカーチームを組もうとしたら考え込むし、おっさんと飲み友達になるのは何かと難しいかもしれないし、合体相手と一生を添い遂げようと思ったら求められる覚悟を前に慎重になるだろう。

いつ頃からだったかな。
長期的に付き合えること、というのを重く重くみるようになった。
飲み会なんかをやっていて「こいつと10年後も飲むことあんのかね」と考えてみたり、女の子を見て「この人を彼女とか結婚相手にってのは考えらんないなー」とか、そういうの。
男女の友情がうんたらとかいうのがしばしば挫かれるのは「長期的に見て」性衝動を抑えがたい局面に遭遇するからだろうし、年齢差のある相手がなかなか友人として見出しにくかったりするのは色々なギャップを感じる瞬間が多いからだし。
そんな中、親は「ああ、この人らは死ぬまで一緒にいてくれんだろうなあ」と疑わないでいる数少ない相手の代表格だ。
僕ら、子供の多くは親の愛情を受けて育つが、そうして育った僕らは愛情を注ぐ相手を見つけそれを育てようとする。
これが連綿と続く限り、僕らはけっこうなんとかなる。
きっとそれでいい。

明日から福岡に、友人の結婚式へ参列するべく行くのだけど、それを前にしてそんなことを思った。
一泊二日でゆっくりはできないけど、旅行気分でゴー。



こういうのを見ると、知らないものがただの1つもない。

http://blog.livedoor.jp/news23vip/archives/3665441.html

僕の前後の世代って、僕の生業であるビデオゲームに物心つく頃から触れている最初の世代だったり、携帯とかネットとかが中学、高校から傍らにあったり、なにかと節目を体感している世代なのだと思うことにしている。
そうやって贔屓目目一杯で前向きに考えてみる。



先日の記事、どう見ても「つづき」以降で力尽きている。あいやー。

気を取り直し、目先を変えたゲームの話。
自分のあてにならないところを列挙。

●ハマリやすさ
よほどつまらないと感じない限り、買ったゲームはわりとやってしまう。
貧乏性なのが大きいと思う。
なので、僕がハマルかどうかは基準にしにくい。

●3D酔い
カメラをグリグリ回すなど、一般に酔いやすいと言われることをしてもあまり酔ったことがない。
なので、僕は3D酔い云々の観点ではカメラの良し悪しを決められない。

●操作性
少々妙な操作方法を要求されても全然平気。
物理的に変な操作はむしろ好きになる要因とすらなりえる。
親指と人差し指の2本で同時に4ボタンを押し分けるとか、全然アリ。
でも、これは変態以外の何者でもない。
※ただし、素早く正確な操作をするのはそんなに得意とは言えないので、単純に物理的な指の使い方だと思ってください。

●難易度
僕ちゃんはおつむのデキが大変によろしいので、ルールの掌握速度に秀でている。
なので、ルールをおさえた後に待っている楽しさまで比較的早く到達してしまう。
要するに、「敷居が高い」とされるゲームが僕にとっては「そうでもない」と思えることはままある。
※あくまで理屈の上でのことなので、実際にやって「強い」「上手い」かどうかはまた別の問題。
とはいえ、速度をそれほど要求されないゲームなら、総じて平均以上に強くて上手いと言っていいと思う。

といったところ。
この辺のところは作る時には特に気をつけないといけないのだが、なかなか難しい。
難しいが、この程度のことで悩むようじゃどうしようもねーなー、とも思う。



 自分の開発タイトルが攻略されていく様を、じっくりと眺めている。
要するに2ちゃんねるだったり個人のブログだったりを覗いてみているのであるが、こういう感覚をはっきり持ったのは今回が初めてかもしれない。
それは単純な購入ユーザー数の差と、その中でインターネット上に言葉などを残す人の比率が、今までで一番高かったということだと思う。ありがたい話である。

しかし、その攻略されていく様というのは、なんともはや面白くもあり恐ろしくもある。
「へー、そういう見方もあるのかー」という発見は、ほとんどない。9割8分は予想の範囲内のことばかりだ。予想は計算と言い換えてもいい。仕様設計というのは想定と検証を繰り返す作業なので、その精度がないとしたらそれは「設計できていない」ことを証明したも同然。合っているのは当然だ。残りの部分は想定の甘さ故だったり、ユーザーの閃きが乗っかった神懸りの奇跡みたいなもんだったりの、どちらかである(※1)。
そんなわけなので、「面白い」と感じるのは驚きによるものではない。「んー、予想通り」としたり顔・ドヤ顔を思わず浮かべてほくそ笑んでしまうような、悪戯心が満たされた気分によるものだ。
一方の恐ろしさが、恐ろしい。「捕食されている最中はこんなかな」という気分だ。
僕は世界の誰よりも、開発したアプリケーションの質や量がどんなものかを知っている。だから、いつそれが「食い尽くされるか」がそれなりの精度でわかってしまう。例えば肉食の獰猛な魚のいる池に足を垂らしておいて、その魚が足の肉を少しずつかじりとっていくような。いつ自分のふくらはぎがなくなり、骨がさらされ、骨すら噛み砕かれるか。そういう感じである。自分の育てた野菜を目の前で丸かじりの後ひと呑みで食された、という喩えよりはそっちのが近い。
こればっかりは、彼らの消費の速度には、想定していても驚愕する。

食えるもんなら食ってみろ、そんなに小さくはないぞ!(もしくは柔らかくはないぞ!)と粋がりたいところだが、人様の財布でそれをやるのはけっこう気が引ける。なので、そういうやり方は機を得るまではしない。せいぜい、自分が消耗し過ぎないようにワガママをこっそり注入する程度にしておく(※2)。

つまるところ、僕の初ディレクタータイトルは順調に貪られているようです。
しかし、それもそんなに先までは持たない様相です。あとは、想定にない「ユーザーの思わぬ愛情」を期待してみるくらい。
そういうもんです。


※1 アプリケーションの懐が深く、かつユーザーに熱心さがないと、その奇跡は起きないものだと思う。んで、僕にはその体験は今のところない。
※2 ワガママとニーズが一致する時は、当然その限りではない。くらえ!!! ってなもんである。



2年間を共にしたプログラマーが今日で最後の出社となった。

最初の1年(=前回のプロジェクト)は同じチームだったものの、接点はさほど多くはなかった。
次の1年は、まさに二人三脚。
直前のタイトルは僕と彼の2人が相当な部分を担っており、僕と彼の作った基盤に他の人たちが様々な要素を積んでいった、と表現しても間違っていない。(そんな簡単な表現で済ませられることではないと思いつつ)
それゆえの問題もあったし、しがらみやトラブルの雨あられを受けて基盤の弱さが露呈した部分も多々ある。
だけど、彼は持ち前の静かな負けん気や高い対応力で責務を完遂してくれた。
僕にしては珍しく、自覚的に人を頼りにしていた。
僕らが対面していた問題などユーザーには関係ないから、これは単に僕の思い出話だ。

多くを語りたがらず、個人的な付き合いにはまったく応じてくれない仙人のようなヤツ。
一緒に退社し、会社のビルを出たところで最後の立ち話。
元々おしゃべりをし合うことも多くはなかったから、話もそこそこに、照れ臭いので適当に手を振って別れた。

今生の別れかもしれない、別れとなった。



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